風のように、踊るように

「いま、ここ」を紡いで、おもしろい場所へたどり着きたい。

子どもはわかっている。子どもをもっと信じようと思った。

ゴールデンウイークも残り1日となりました。

長かったような、あっという間のような。



さかのぼりますが、GW初日、4/30、長女の初めてのピアノの発表会がありました。


f:id:unmako65:20170506225819j:plain:w400

発表会に至るまでの過程

ピアノを習い始めて7ヶ月目にやってきた山場。


発表会に参加すると決めた当初は、両手で違う音を弾くのもままらず、正直、間に合うのかも不安な状態でした。


発表会まで3週間を切ったあたりから、ググッと上達し、指運びがなめらかになってホッとひと安心。


発表会1週間前に、電子ピアノが自宅にようやく納品され練習する気持ちも前向きに。

▶︎ メンタリストDaiGo著「超集中力」から得た、子どものピアノ練習を持続させるためのコツ


それでも、最後の最後まで、「弾くときによって曲のテンポがまちまちで定まらない」「いつも決まったところで間違える」という苦手を抱えていました。


反発心の芽生え

その苦手なところを私が指摘しようものなら、「わかってるって! いちいちいわないで! ママとれんしゅうしない!」といっちょまえに反発するようになりました。

なので、発表会前の自宅練習は夫が付き合うことに。


そして当日。

またも険悪な空気になるので、苦手なところの指摘はやめました。

コンクールではないし、「日頃の成果を発表する会」なので、間違ってもそれはそれで日頃の結果だと。


それより私が伝えたことは、

○ お辞儀はゆっくり、丁寧に。頭を上げたらすぐに進行方向を向かず、いったん前を見ること
○ ピアノの前についたら、すぐに弾こうとしない。深呼吸をし、指の位置を確認すること
○ リラックス!間違ってもいいから楽しく弾くこと

ということでした。


ちゃんと理解してるか不明でしたが。


いざ、本番!

ソロで2曲、先生との連弾で1曲。

ソロのほうは、小さい子順ということで、出番は2番目。


袖から歩いて行って、観客に向かっておじぎ。

f:id:unmako65:20170506225628j:plain:w300

いすに座って、ひと呼吸おいて弾き始め。

2曲目に入る前も、いったん手をひざにおいて、呼吸して弾き始め。

最後もしっかりおじぎ。

f:id:unmako65:20170506225642j:plain:w300


おぉ〜!
できてるじゃん!

しかも曲のテンポはいつになく安定、いつもと違う箇所を間違ったけど、落ち着いて対応。音色もいままでいちばん良いような?


え?本番強い人??


目頭が少し熱くなりました。


子どもをもっと信じようと思った

大勢の前でピアノを披露する初めての経験。

その状況で、長女は落ち着いて堂々と見えました。

(あとから待っているとき、どんな気持ちだったか聞いてみたら「少し緊張した」と言ってはいました。)


反発し、アドバイスも聞いているか聞いてないかわからないような状態でしたが、しっかり弾き、振舞っていましたよ。。。。



その姿を見て、子どもの力をもっと信じようと反省しました。


5歳は親が思っているほど子どもじゃない。

しっかり状況を理解し、やるべきことをわかっていました。


さいごに

娘のピアノの発表会は、親の私にとっても発見の多い良い経験となりました。


まずは子どものピアノの上達。

あんなにままならなかったのに、たった16小節の曲ではありましたが、見事弾きこなせるまで成長していました。


そしてステージでの立ち振る舞い。堂々としていました。


もう、口うるさく言うのはやめよう。いちいち言わなくても子どもはわかってる。


子どもの力を信じて、見守る。


これからはこのスタイルでいきます!