風のように、踊るように

「いま、ここ」を紡いで、おもしろい場所へたどり着きたい。

仕事をお願いしたくなる人とフツーの人の「ほんのちょっとの差」とは。

私は会社のクリエイティブ部門で働いています。


印刷会社の営業担当者や、外部のデザイナー・カメラマンと接しています。
いずれも特定の一人というわけでななく、複数の人です。



仕事を依頼するときは、あいみつ(複数から見積もりをもらって比較をする)をとって、安価なところにお願いする。値引きの余地があれば交渉する、というのが会社のルールであり、稟議書を通すための原則です(デザイナーやカメラマンはそれぞれのテイストがあるので一概に言えませんが。)


そうは言っても、金額だけでサクッと割り切れない。


きょうは、そう思った印刷会社の営業担当者との出来事から感じた、「仕事をお願いしたくなる人の行動」について書きます。


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仕事をお願いしたいと思った出来事

先日、私が所属している会社の会社案内を作ることになりました。

ふだんですと、とくに指定がなければコートあるいはマットコートという、一般的で安価な紙で見積もりを取るのですが、今回は自分の会社の会社案内だし、当社員も、手に取った就活生や取引企業の人にも、愛着を持ってもらえるような紙を使いたいと思い、私が以前から「チャンスがあればこの紙を使いたい」と思っていた銘柄を指定して、見積もりを3社に依頼しました。


仮にA社、B社、C社としましょう。


《A社》
私が指定した紙が主に西日本で流通しているものなので、東日本では手に入りにくいものであるという情報をくれて、あわせて東日本で手に入りやすい代替紙での見積もりをくれた。
見積もりの返信は見積依頼の次の日。


《B社》
私が指定した紙そのままのでの見積もりをくれた。
見積もりの返信は見積依頼の2日後。


《C社》
A社と同じ説明あり。A社同様、代替紙での見積もり。
それと同時に、「もし指定がなければこの紙をおすすめしたい」という、安価でテイスト的にも遜色のない紙での提案とその見積もりも添付してくれた。
見積もりの返信は見積依頼当日。そして次の日、用紙見本を持参してくれた。


さて、私はどの会社に仕事をお願いしたいと思ったでしょう?



答えは、言わずもがなC社です。


なぜ私はC社にお願いしたいと思ったのか

それは、お願いしたことだけでなく、プラスαの提案をしてくれたからです。


こちらが指定した紙(東日本で手に入りやすい代替紙)のほうが、C社の売上金額としては高かったはずなのに、できるだけ経費を抑えつついいものを作りたいというこちらの気持ちを汲み取って、新しい提案してくれました。


それがすごくうれしかったのです。


見積もりの返信も早かったし、こちらが不安にならないように用紙見本まで持ってきてくれて。



金額的には、実はA社が一番安かったんですが、この提案とスピード感でC社のこの人に今回の仕事はぜひお願いしたい!という思いになりました。(御社にお願いしたいけど、このままでは稟議が通らないのでということで、ちょっと値引き交渉して勉強してもらいました)


【まとめ】ほんのちょっとだけ、期待以上のことをすることでファンを作る

今回のことがきっかけで、私は今後なるべく印刷はこの会社(この人)にお願いしたいと思うようになりました。


値引き交渉に応じてもらったことで、今回の案件だけでいえば少し損してるかもしれませんが、こうやって私に「この人にお願いしたい!」と思わせたことで、この営業マンは私の信頼を勝ち取り、長い目で今後につながるファン(顧客)を得たわけです。仕事上でも相性って大事です。



○ 相手が求めていることよりちょっとプラスαできることはなんだろうと考えて行動をする
○ 相手が思っている以上のスピード感でフィードバックする


このほんのちょっとのプラスαの差が、その後の信頼と安心感におおいに反映されてくると感じました。


さいごに

期待以上のことをするって、大それたことじゃなくていいと思うんです。


《例えば仕事で…》
○ 複数の書類を提出するときに、チェックする人が見やすいように1案件ごとクリアファイルに入れる
○ 締切日の1日前にフィードバックをしてみる
○ 机上する提出書類をただ置くだけでなく、コメントを書いた付箋をつける
など


《家庭で…》
○ 飲みたいだろうなーというタイミングでだんなさんにあたたかい飲み物を出す
○ 子どもたちが寝るときに暖かいように湯たんぽを入れておく
○ 脱ぎっぱなしの服を見て見ぬ振りせず軽くたたんでおく
など

※《家庭で…》は想像で書きました。。。 (^^;;


相手が「こうしたら喜ぶかな」と想像してする、ほんのちょっとしたことが、心地よい関係性を作っていくと感じます。


☆ ☆ ☆


その後、ことあるごとにこのC社の営業担当者にいろんな仕事の相談させてもらってます。
人としての相性も悪くないみたいです。

ということで、ストレングスファインダーもすすめてちゃいました。



結果次第で、もっと発展的に仕事かできるかもしれません。




◎ 今日の一冊 ◎

英語の勉強をもっと本腰入れてやろうって考えています。手始めにこの一冊。
なんでもシンプルに考えたほうが伝わるっていう根本的なことも教わりました。
目からウロコ、本自体もとても読みやすい!
あと2回くらいは読みたいと思っています。



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